過去と未来、そして転職_その2

画像は私の実家の裏です。
過去と未来、そして転職_その1のつづき
まぁ、なんとか資格習得とか就職先が決まれば卒業できたので(専門学校ってそんなもの?)、無事人生初の就職となりました。
就職先は東京に本社があり、こっちに支社がある会社です。従業員は80名を超えます。
こっちだと大企業!
そこで学◯と科◯などの計算ドリルや漢字ドリルなどを作っていました。
まだデザインというものを全く理解できていなかったので、希望と不安に満ち溢れていたのですが…
そこでの業務はデザイン要素は一つもなく、指示された通りに指示されたものをつくること。
いわゆるDTPオペレーターです。
「これがデザインかぁー!」
と勘違いして受け入れ、0.25mm単位で配置が決められる細かい作業を続けていました。
手作業で細かい作業は好きだったのですが、まだあまり慣れないパソコンで地獄のような作業。
毎日毎日深夜残業。休日出勤あたりまえ。午前支社で作業し、東京へ移動しそこから明け方まで作業。
通勤に1時間以上かかるため、寝る時間はだんだん減ってゆく。眠気で吐き気がする。
仕事が出来なくても、せめて人間関係で良好に持っていかなくてはと愛想笑い。飲みに行っても愛想笑い。
だんだんと自分がわからなくなってきて、次第に次のような変化が体におこりました。
・アルコールを飲むと胃が痛い。
・アゴの付け根が痛い。ガクガクして外れそう?になる。
・息を吸っても吸った気にならず、息苦しい。
・座っていても倒れそうになる
はい、自律神経失調症の手前でした。
もうダメだとおもって潔く退社!
いくら向かない仕事だからと言って、2年しか勤めてないことが悔しかったですが
正直そこにいても、今のようなデザインスキルは手に入らなかったと思います。
で、しばらくパソコンから離れたいと思い、夜間のレジ打ちのパートと昼間の農業の手伝いを1年間しました。
さすがに1年も経つと親の「そろそろ就職しろや」オーラがものすごい(笑
なのでハローワークで職探し。
せっかくデザイン系の勉強したんだし、ダメ元でやってみるか!と地元の印刷会社でデザイン部署に応募したところ…
「来週から来てね!」
見事入社できました。
それから14年間勤めたのですが、自分で言うのも何ですが…頑張ったと思います。
Macを一から再度勉強し、チラシなんて作ったことないのに、誰も教えてくれないのでWebの画像検索で他社のチラシを参考にしてデザインしたり、写真も学んだり…全部独学で覚えました。
独学で覚えたことって、苦労したからなのか、工夫したからなのか、芯から身に付きますよね。
日々新しい技術を覚えることと、お客さんの喜んでくれる顔に最高のヤリガイを感じていました。(その時は)
大切にしていたことは、「私にやらせてください」と言うこと。どうしても初めてで不安が拭えないときは「挑戦させてください」と言うこと。決して「私にはできません」とは言わないこと。
でも、世の中の技術が進歩するに従い、仕事自体が無くなっていきます。また安くあげるために削減削減と作業の効率化のみが求められていきます。
新しい技術やソフトに対応しなければならないし、新しいものを吸収しそこからチョイスして新しいものを生み出し…本来であれば大変な苦労です。
仕方ないことですし、どんな業種もそうなんだと思いますが、そこだけを極めるデザイナーは自分がなりたいデザイナーではないのです。(「デザイナーとしての仕事とは」という記事でまた書きます。)
まぁ、デザインについてはともかく、あることが嫌になりこの会社も辞めました。
聞きたい?
聞きたいですよね??
何があったか知りたいですよね?
それは「デザイナーとしての仕事とは」という記事に載せようと思います(笑
まさかまさかの「その3」へ続きます。
この記事へのコメントはありません。